フィリピン語でありがとうを伝えたいけれど、何と言えばいいのか、どんな表現が適しているのか迷っていませんか。
フィリピンではタガログ語が広く使われており、ありがとうを伝える言葉にも日常会話で使えるカジュアルなものから、目上の方に向けた丁寧な表現までさまざまな言い方があります。
また、ありがとうを伝えるときには、正しい発音を知っておくことで、現地の人にもスムーズに気持ちが伝わります。
さらに、ありがとうと言われたときのどういたしましての返し方も覚えておくと、会話がよりスムーズになります。
この記事では、フィリピン語でありがとうをテーマに、タガログ語での基本フレーズや丁寧な言い方、発音のコツや日常会話で役立つ表現をまとめて解説します。
旅行や留学前に知っておくと役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
- フィリピン語でありがとうの基本表現と発音方法
- タガログ語での丁寧なありがとうの伝え方
- 日常会話で使えるありがとうの例文
- ありがとうと言われたときの返し方や文化的マナー
フィリピン語でありがとうの表現と発音を解説
フィリピン語でありがとうは何と言う?
フィリピン語で「ありがとう」を伝える際、最も一般的に使われるのは「Salamat(サラマッ)」です。
これはフィリピンの公用語であるタガログ語での表現です。
現在のフィリピンでは、英語とタガログ語が広く使われていますが、日常的な感謝の言葉としては「Salamat」が非常にポピュラーです。
友人や家族、買い物時など、カジュアルな場面からビジネスシーンまで幅広く使われています。
一方で、フィリピンには多くの地域言語が存在します。
そのため、地域によっては「ありがとう」の表現が異なることもあります。
しかし、基本的には「Salamat」と覚えておけば問題ありません。
例えば、フィリピンを訪れた際、現地の方に何か親切にしてもらったら「Salamat」と伝えるだけで感謝の気持ちが伝わります。
短く覚えやすい言葉なので、旅行前に知っておくと役立つでしょう。
「ありがとう」の丁寧な言い方
フィリピン語で「ありがとう」をより丁寧に伝えたい場合は、「Maraming salamat po(マラミン サラマッ ポ)」と言います。
「Maraming」は「たくさんの」、「po」は丁寧さを加える言葉です。
目上の方や初対面の方に感謝を伝える際には、「po」を付けることで相手への敬意を示せます。
フィリピンでは目上の人に敬語を使う文化が根付いているため、「po」の使い方を知っておくことは大切です。
また、「Maraming」を付けることで「本当にありがとうございます」のように感謝の度合いを強く表現できます。
特にビジネスの場や年上の方に対しては、こうした丁寧な言い回しを心がけると印象が良くなります。
シンプルな「Salamat」だけでなく、TPOに合わせて「Maraming salamat po」も覚えておくと、よりスムーズなコミュニケーションが取れるでしょう。
発音をカタカナで紹介
「ありがとう」を伝えるとき、最もよく使われるのが「Salamat(サラマッ)」です。
最後の「t」ははっきり発音せず、「サラマット」と伸ばさないのがポイントです。
あくまで「サラマッ」と短く切るようにすると、現地の発音に近づきます。
また、より丁寧な表現で「ありがとうございます」と伝えたい場合は、「Maraming salamat po(マラミン サラマッ ポ)」と言います。
「Maraming」の「r」は軽く舌先を震わせる巻き舌の発音になります。
無理に強く巻く必要はありませんが、少しだけ弾くように発音すると、現地の発音により近づきます。
「po」は「ポー」と伸ばさず「ポ」とコンパクトに発音します。
優しく柔らかいトーン発音するのがコツです。
このように、単語ごとの発音や音の特徴を事前に知っておけば、フィリピンの人々にも伝わりやすくなります。
多少発音に自信がなくても、笑顔で「Salamat!」と伝えれば、気持ちはきっと伝わるので、ぜひ積極的に使ってみてください。
日常会話で伝える「ありがとう」の例文

ここでは、フィリピンの公用語であるタガログ語を使った「ありがとう」の簡単な例文をご紹介します。
旅行や仕事、留学など、さまざまなシーンで役立つ表現です。
初めてタガログ語に触れる方でも使いやすいよう、短くて簡単なものを中心にまとめました。
例えば、お店やレストランで何かサービスを受けたときには、「Salamat po.(サラマッ ポ)」と言えば、
丁寧に「ありがとうございます」を伝えられます。
「po」を付けることで、相手への敬意も表せます。
友人や同年代の相手に感謝を伝えるなら、「Salamat!(サラマッ)」だけでも問題ありません。
カジュアルな表現なので、親しい間柄でよく使われます。
他にも、何か特定のことに対してお礼を言いたい場合には、以下のような言い回しも便利です。
・教えてくれてありがとう
Salamat sa pagtuturo mo.(サラマッ サ パグトゥトゥーロ モ)
・手伝ってくれてありがとう
Salamat sa tulong mo.(サラマッ サ トゥロン モ)
・美味しいご飯をありがとう
Salamat sa masarap na pagkain.(サラマッ サ マサラップ ナ パグカイニン)
・おもてなしに感謝します
Salamat sa mainit na pagtanggap.(サラマッ サ マイニット ナ パグタンガップ)
タガログ語では「Salamat」を基本にして、後ろに状況に合った言葉を加えることで、伝えたい気持ちをより具体的に表現できます。
「Salamat」の後ろに「po」を付けるとより丁寧になりますので、特に目上の人や初対面の方には「Salamat po」を意識して使うと良いでしょう。
場面ごとの言い方を覚えておけば、フィリピンの方々ともスムーズにコミュニケーションを取れます。
フィリピン語で「ありがとう」を伝える文化とマナー
フィリピン語の感謝表現と文化の違い
フィリピンでは、人と人との助け合いを大切にする考え方が強く、どんな小さな親切にも「Salamat」とお礼を言う文化があります。
例えば、ドアを開けてもらったり、ちょっとした案内をしてもらったりする場面でも、自然に「Salamat」が飛び交います。
また、目上の人に対しては「po」を加えることで、感謝とともに敬意を示すのがマナーです。
これは日本で言う「です・ます」のような役割に近いですが、フィリピンではより広い場面で使われる傾向があります。
さらに、フィリピンでは言葉だけでなく、笑顔を添えたり、軽く手を振ったりするなど、ボディランゲージを交えた感謝表現も一般的です。
こうした温かいコミュニケーションスタイルは、フィリピンの人懐っこさやフレンドリーな国民性とも深く関係しています。
このように、フィリピン語の感謝表現を覚える際には、単なる言葉の知識だけでなく、文化的な背景も一緒に知っておくと、より自然なやりとりができるでしょう。
ありがとうと言われたとき
フィリピン語で「ありがとう」と言われたとき、どのように返事をすればいいか迷うかもしれません。
このとき最も一般的に使われるのが、「Walang anuman(ワラン アヌマン)」です。
これは「どういたしまして」にあたる表現で、「気にしないでください」という意味を持っています。
親しい友人や家族など、カジュアルな会話の中では「Okay lang(オッケー ラン)」と返すこともあります。
この表現は「大丈夫だよ」「気にしなくていいよ」という軽いニュアンスです。
さらに、相手に対して「こちらこそありがとう」と伝えたい場合には、「Ikaw rin, salamat(イカウ リン サラマッ)」を使うと、感謝の気持ちをお互いに伝え合う形になります。
シチュエーションごとに適した表現を選ぶことで、フィリピンの方とのコミュニケーションがより円滑になります。
英語を使うのは意外と恥ずかしいフィリピン人
ここまでフィリピン語で解説してきました。基本的にフィリピン人は英語が話せるので
「Thank you」でまったく問題ないのですが、なかにはシャイなフィリピン人も居て
英語を使っているのがなんとなく恥ずかしい…なんていうフィリピン人も居たりします。
もちろん、しっかり英語はしっかり話せますし何も間違いはないのですが、
なんというか日本人が英語の授業で流暢な英語を話すとちょっと冷やかされる感じなのでしょうか。
フィリピンでも比較的地方の人にそういう人が多い気がします。
もちろん、フレンドリーですしお喋りも大好きです。
でも、なんか英語を使うのはフィリピン人同士での間では恥ずかしいときがあるようです。
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