10,000円をフィリピンペソに両替した場合、最新の円ペソのレートはこちら。
また現在のインフレ率、賃金上昇などを踏まえて今後の為替レート予想してみました。

目次
1万円はフィリピンペソでいくら? 過去2年間のJPY(円)/PHP(ペソ)為替一覧
日付 | 終値 | 10,000円を両替した場合 (フィリピンペソ) |
---|---|---|
2025年03月 | 0.3855 | 3855 ペソ |
2025年02月 | 0.3847 | 3847 ペソ |
2025年01月 | 0.3763 | 3763 ペソ |
2024年12月 | 0.3694 | 3694 ペソ |
2024年11月 | 0.3914 | 3914 ペソ |
2024年10月 | 0.3837 | 3837 ペソ |
2024年09月 | 0.3897 | 3897 ペソ |
2024年08月 | 0.3845 | 3845 ペソ |
2024年07月 | 0.3888 | 3888 ペソ |
2024年06月 | 0.3635 | 3635 ペソ |
2024年05月 | 0.3723 | 3723 ペソ |
2024年04月 | 0.3657 | 3657 ペソ |
2024年03月 | 0.3709 | 3709 ペソ |
2024年02月 | 0.3747 | 3747 ペソ |
2024年01月 | 0.3832 | 3832 ペソ |
2023年12月 | 0.3926 | 3926 ペソ |
2023年11月 | 0.3742 | 3742 ペソ |
2023年10月 | 0.3749 | 3749 ペソ |
2023年09月 | 0.3795 | 3795 ペソ |
2023年08月 | 0.3890 | 3890 ペソ |
2023年07月 | 0.3858 | 3858 ペソ |
2023年06月 | 0.3828 | 3828 ペソ |
2023年05月 | 0.4044 | 4044 ペソ |
2023年04月 | 0.4069 | 4069 ペソ |
過去5年の最高値2022年3月5日の「10,000円=4517ペソ」
2022年3月には10000円あたり4517ペソの最高値だったのですが、
2024年6月には10000円あたり3626ペソの最安値まで下落
この間に円の価値は「19.4%下落」ということで約2割の価値の下落がありました。
2025年3月の現在には、10000円は3900ペソまで回復しているので、
何とか4000ペソまで上がってほしいところです。
為替の影響は誰にもわかりませんが、フィリピンと日本の物価や賃金から現状を考察してみました。
日本とフィリピンの物価上表の比較(過去5年間のインフレ率)
年 | フィリピンのインフレ率(前年比) | 日本のインフレ率(前年比) |
---|---|---|
2020 | 2.6% | -0.03% |
2021 | 3.9% | -0.24% |
2022 | 5.8% | 2.5% |
2023 | 5.8% | 3.27% |
2024 | 3.5% | 2.23% |
マニラの最低賃金上昇率と、日本の賃金上昇率
年 | マニラの最低賃金上昇率 | 日本の賃金上昇率 |
---|---|---|
2020年 | 0%(変更なし) | -0.03% |
2021年 | 0%(変更なし) | -0.24% |
2022年 | 約6.1% | 2.5% |
2023年 | 約7.1% | 3.67% |
2024年 | 約5.7% | 5.17% |
物価上表と賃金上昇から読み取れるポイント
1. フィリピンのインフレ率は高いが、最低賃金の上昇率も高い
- フィリピンでは2022年~2023年にかけてインフレ率が 5.8% に達しており、物価が急激に上昇している。
- それに対応するように、 マニラの最低賃金は2022年以降、毎年6~7%の上昇 を見せており、
物価上昇に対するある程度の補填が行われている。 - ただし、最低賃金の上昇は一部の労働者に限定され、実際の生活水準がどこまで改善されているかは不明。
2. 日本のインフレ率と賃金上昇率の関係
- 日本は2020年~2021年までデフレ(物価の下落)傾向が続いていたが、2022年からインフレが発生し、
2023年には3.27% に達している。 - 2022年以降、日本の賃金上昇率も増加し、2024年には5.17% と1991年以来の高水準となった。
- ただし、日本では 長年にわたる賃金の停滞 があったため、賃金上昇が実質的な生活向上につながっているかは議論の余地がある。
3. フィリピンと日本の違い
比較項目 | フィリピン | 日本 |
---|---|---|
インフレ率 | 高い(3~6%) | 低いが上昇傾向(-0.24% → 3.27%) |
最低賃金 or 賃金の上昇率 | 高い(6~7%の上昇) | 過去最高の5.17%(2024年) |
賃金上昇の速度 | 物価上昇に対抗する形で上昇 | 30年の停滞後に急上昇 |
4. 物価上昇 vs. 賃金上昇、どちらが勝っている?
- フィリピン
- 2022~2023年のインフレ 5.8% に対し、最低賃金の上昇は 6.1~7.1% であり、インフレを上回る形で賃金が上昇している。
- ただし、全ての労働者が最低賃金の引き上げを受けられるわけではなく、中間層以上の賃金の伸びが不足している可能性がある。
- 日本
- 2023年のインフレ 3.27% に対し、賃金上昇率 3.67% なので、物価上昇をかろうじてカバーしている。
- しかし、日本では光熱費や食品の値上がりが著しく、実質賃金(インフレ調整後の賃金)は 依然としてマイナス の可能性が高い。
5. 将来的な影響
- フィリピン:
- インフレが落ち着いていくならば、賃金上昇が実質的な生活向上につながる可能性がある。
- ただし、急激な賃金上昇は企業負担が増し、雇用の減少や価格転嫁によるインフレ再燃 のリスクもある。
- 日本:
- 2024年の 5.17%の賃金上昇は異例 だが、これが続くかどうかは不透明。
- 今後も物価が上昇し続けると、賃金上昇が追いつかず、生活が苦しくなる可能性 もある。
結論:フィリピンはインフレを賃金上昇でカバー、日本は賃金上昇が追いつくかが課題
- フィリピンは最低賃金が物価上昇を超えているため、労働者の購買力は維持されている可能性が高い。
- 日本は長年の低賃金時代を経て賃上げが進んだが、物価の上昇にどこまで対応できるかが今後の課題。
- どちらの国も、今後の賃金上昇が持続するかどうかが経済全体の成長に影響を与えるポイント。
日銀の利上げ決定(2025年1月)を織り込んだ日本円(JPY)/フィリピンペソ(PHP)の今後の為替見通し
2025年1月23日~24日に開催された 日銀の金融政策決定会合で、政策金利が0.25%から0.50%へ引き上げられることが決定 しました。この影響を踏まえ、日本円とフィリピンペソの今後の為替レートの展開を予測します。
1. 日銀の利上げ決定が円ペソに与える影響
📈 円高要因
- 日銀の利上げにより、日本と他国の金利差が縮小
- これまで日本の超低金利(0.1%以下)が原因で円が売られやすかったが、0.50%までの引き上げ で投資資金の一部が円に戻る可能性がある。
- 円キャリートレード(低金利の円を借りて高金利の通貨を買う取引)が縮小し、円買いが増える。
- 日本のインフレが抑制され、実質金利が上昇
- 2024年は日本の賃金上昇と物価上昇が続いていたが、利上げによってインフレ抑制が期待され、円の実質価値が上昇。
- 海外投資家の円買いが進む可能性
- これまで円を売っていた投資家が、「今後も利上げの可能性がある」と見込めば、円買いを強める可能性が高い。
📉 円安要因
- 日銀の利上げ幅は小さく、海外との金利差は依然として大きい
- フィリピンの政策金利は 6.5% で、日本の 0.50% との差は依然として大きい。
- このため、投資家が依然としてペソを買い、円を売る流れが続く可能性 もある。
- 円安トレンドはすぐには反転しない可能性
- 2025年1月の利上げが発表されたが、市場はすでに織り込み済みであり、大幅な円高にはつながりにくい。
- 日銀が追加利上げを示唆しない場合、円高の勢いは限定的。
2. 2025年以降の日本円(JPY)/フィリピンペソ(PHP)の為替予測
時期 | 為替レート予測 (1JPY = PHP) | 予測根拠 |
---|---|---|
2025年前半 | 0.38~0.40 PHP | 日銀の利上げが影響し、円高傾向が強まる |
2025年後半 | 0.40~0.42 PHP | 追加利上げがあれば、さらに円高が進む可能性 |
2026年以降 | 0.42 PHP 以上もあり得る | 日本の金融政策が正常化すれば、さらなる円高の可能性 |
3. 今後の日本円/フィリピンペソの見通し
📌 短期(2025年前半):1JPY = 0.38~0.40 PHP
- 日銀の利上げによる円高圧力が強まり、円は下げ止まり、やや回復する見込み。
- ただし、フィリピンの金利が依然として高く、ペソの魅力も残るため、大幅な円高にはなりにくい。
📌 中期(2025年後半):1JPY = 0.40~0.42 PHP
- 日銀が追加利上げを示唆すれば、円高傾向がさらに強まる。
- フィリピンのインフレ率が落ち着き、フィリピン中央銀行(BSP)が利下げを検討し始めると、ペソ売りが進みやすくなる。
📌 長期(2026年以降):1JPY = 0.42 PHP 以上も視野
- 日本の金利が0.75%や1.00%まで上がれば、本格的に円高トレンドが形成される可能性がある。
- フィリピン経済が安定し、金利がさらに低下すれば、ペソ安の動きが強まる可能性。
4. 円とフィリピンペソ両替のベストタイミング
- 短期的にペソが必要な場合(2025年前半)
- 1JPY = 0.38 PHP を超えた時点で両替 しておくのがベスト。
- 日銀の利上げ発表直後は一時的に円高になるが、円安に戻る可能性もあるため、動向を注視。
- 長期的にペソを持ちたい場合(2025年後半~2026年)
- 1JPY = 0.40 PHP を超えたタイミングで両替を検討。
- 日本の追加利上げが確定すれば、さらに円高が進む可能性もある。
5. まとめ
✅ 日銀の利上げ(0.50%)によって円安トレンドは徐々に弱まり、円高方向に進む可能性が高い。
✅ 2025年前半は 1JPY = 0.38~0.40 PHP、後半は 0.40~0.42 PHP への回復を見込む。
✅ 2026年以降、追加利上げがあれば、1JPY = 0.42 PHP 以上も視野に入る。
✅ 短期的にペソが必要なら 1JPY = 0.38 PHP 超えのタイミングで両替、長期的には 0.40 PHP 以上になったら両替の検討を。
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