50歳を前に日本と海外の二拠点生活を考える中で東南アジアで暮らせるところを検討中。
斉藤さんに今回のフィリピン移住体験についてインタビューさせて頂きました。
●斉藤さんプロフィール
・生年月日:1977年生まれ
・出身地:東京都
・職業:会社経営
・職種:ECサイトによる小売業
●利用した移住体験サービス
・スタンダードプラン1か月+英語レッスンを追加
●費用として(移住体験サービス以外で)
・航空機チケット代:往復50,000円程度
・海外旅行保険:12,000円
・食費、遊興費:1週間に15,000円~20,000円程度
朝食はコンビニなどで軽め
昼食は学校で
夕食はテイクアウトかレストランなど
※自炊はあまりしませんでした。週末は知り合った友人と外食が多かったです。
・携帯SIM:1週間に500円程度
フィリピンのタガイタイでの1か月の移住体験を始める前に、どのような期待や不安がありましたか?
・現地の雰囲気や生活の様子などはネットやSNSで事前に調べていたので
何となくは理解しているつもりでした。期待としては、暖かい気候や暮らし安い物価、
何より東南アジアならではの解放感を感じたいと思っていました。
不安な点は英語があまり出来ないのでちゃんと生活していけるかという心配はありました。
フィリピンのタガイタイでの生活費はどのように感じましたか?物価や日常の支出について教えてください。
・食事も日常生活でも基本的には生活費は安いですが、
少し良いレストランで食事をしたりすると日本に普通の外食と変わらないぐらいの金額になった気がします。
現地の住居探しや契約のプロセスはどうでしたか?何か注意すべき点はありましたか?
・今回のフィリピン移住体験では住む場所はすでに用意されているので、
ひとりではハードルの高い契約はありませんでした。注意するべきは日本でいうところの
不動産屋というのが無いので本当に家探しをする場合には、
現地の事情に詳しい人や日系の不動産屋に依頼することになるなと思いました。
フィリピンのタガイタイでの生活環境(気候、人々、食事、交通など)について、特に印象に残ったことは何ですか?
・私が移住体験したのはフィリピンのタガイタイという避暑地で気候については
非常に快適でした、日中はやはり暑いのですが夕方以降では涼しくエアコンなしで寝られるくらいの気候。
暖かい方がやはり気持ちも体も過ごしやすい非常に重要な点だと感じました。
避暑地なのですが、フィリピン人にとっての避暑地なので外国人が少ない印象です。
観光地なので外から人にもフレンドリーでした。
食事のバリエーションは豊富です、ローカルから洋食、和食まで食事面で困ることは少なかったです。
また移住体験の中では平日の昼食があるのでその点も楽でした。
交通手段は基本的には、乗り合いバスのジプニーか、1人か2人乗りの三輪バイクのトライシクルです。
分かりやすい停留所がないので最初の内は少し戸惑いますが、
慣れてくると点と点が繋がっていって行動範囲が広がっていく楽しさが増えていきます。
基本的に交通事情は「雑」です。タガイタイには信号もありません(笑)
タクシーがほぼ無い、Grabなどの配車アプリは使えないのでアプリがメインの人は少々面倒だと思います。
現地の医療や健康管理についてどのように感じましたか?必要な医療サービスは手に入りましたか?
・フィリピンに行く前に海外旅行に入りました。
幸い病気やケガになることはなかったのですが
週に1回の日本語が話せるドクターの往診があったので
医療サービスについては不安を感じることはありませんでした。
フィリピンのタガイタイでの生活中に言語の壁は感じましたか?日本語が通じない場面ではどのように対応しましたか?
・英語があまり話せないので多少不安はありましたが、買い物、食事、移動などでは
それほど複雑な英語は必要なく、それぞれのシチュエーションでお互い判断できるんだな、というのは感じました。
英語が使えないおばあさんの果物屋さんでも指差しとジェスチャーで何とかなります。
また移住体験のオプションには英語学習も入っていたのでその点は非常に助かりました。
やりとりに時間は掛かりますがGoogle翻訳などのアプリを使えば意志の疎通は出来た?と思います。
「恥ずかしい」「間違えてたらどうよう?」と思って行動できないと損をする。
開き直った方が楽しめる気がします。
日本からの移住者にとって、フィリピンでの生活で最も適応が難しかった点は何ですか?
私の場合は完全な移住者ではないので、そこまで面倒だと感じることは
無かったですが、日本食しか食べない、現地の食事がちょっと…という場合には
長期移住は厳しいかもしれません。
住む場所にもよりますが、フィリピンの夜中はカラオケが爆音で聴こえてくることが良くあります。
公式では夜10時までらしいのですが、週末になると隣の家でカラオケ大会が
あるような環境だと辛いかもしれません。
フィリピンは良くいえば緩い、悪く言えばいい加減なところがあります。
例えばスーパーレジが異様に遅いとか。
日本の生活が普通と思って、その基準でフィリピンで生活すると確実にストレスが溜まります。
フィリピンでの余暇の過ごし方や、現地で楽しめるアクティビティについて教えてください。
海外で解放された気持ちになりたいというテーマで移住体験をしていたので、
毎日が余暇と言えば余暇のような暮らしでした。
近くのビーチには1時間半ぐらいで行けますが日中は暑いです。
タール湖の湖上ツアーもなかなか楽しいですが、
どうしてもタガイタイから下ると暑いな、という印象でした。
アクティビティではないのですが、
タガイタイはとにかくカフェが多いので色々な場所でカフェ巡りはしていました。
フィリピンでの治安についてはどう感じましたか?日本との違いはありましたか?
タガイタイはフィリピンの中でも治安が良いエリアらしく、個人的にも危険を感じることはありませんでした。
盗難とか強盗とか、ひと昔のフィリピンのイメージは
ドゥテルテ大統領の時代にかなり改善されたそうです。
英語レッスンの女性講師が治安が良くなって本当に良かったと言っていたのが印象的でした。
ただ治安でいえば日本の方が断然良いです。
治安とは少し違いますが、交通事情があまり良くないです。
道路の舗装や運転の荒さとか渋滞の起きやすさとか、
そういった面ではこちらが気を付けていないと危ないです。
1か月の移住体験を通して、フィリピンに長期移住することを考えた場合、どのようなメリットやデメリットがあると思いますか?
●メリットとしては
・気候が良い
・生活費が安い
・ゆったりした雰囲気がいい
・日本から近い
・どんな場所でも英語が通じる
・他の東南アジアにアクセスしやすい
●デメリットとしては
・日本食は高い、スーパーなどではあまり充実していない。
・暑い日は暑い
・雨季は台風や雨が激しい
・運動不足になりがち
・英語が話せないと医療や契約ごとがひとりでは難しい
一度、日本を離れたいというのが最初の目的でした。
真剣に考えると色々面倒なので、「合わなければすぐに日本に帰ればいいや」
くらいの気持ちでフィリピンに行きました。
今は日本とフィリピンの二拠点生活を考えています。
ネット環境も整っているので仕事はネットで完結できます。
コロナ以降、対面で合わなければいない状況は少なくなっています。
スマホがあれば翻訳も出来ますし、地図も見ればどこへでも行けます。
フィリピンが合う合わないは人それぞれだとは思いますが
タイやマレーシアなど東南アジアへの移住を考えている人には
移住体験は良い機会だと思います。
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